【「この襖は使い捨てです」と言われたら…】

「襖が汚れてきたから、そろそろ張り替えようかな」
そう思って相談したら、
「これは段ボール襖なので、張り替えできません。新しくするしかありません」
と言われてしまった……。

😳「えっ!? 襖って張り替えて使うものじゃないの?」
💭「家を買ったとき、そんな説明は聞いてないよ…」
💭「まだ使えるのに、捨てなきゃいけないの?」
💭「新しくすると、そんなに高くなるの?」
そんな戸惑いを感じる方もいらっしゃると思います。

実は、襖にはいくつかの種類があり、段ボールを芯材に使った「段ボール襖」は、昔ながらの本襖とは構造が異なります。
そのため、古い襖紙を剥がして張り替えることが難しく、業者によっては張り替えをお断りする場合があります。

でも、段ボール襖は絶対に張り替えられないのでしょうか?
実は、状態や条件によっては、古い紙を剥がさず、その上から新しい襖紙を貼る「重ね張り」という方法もあります。


ただし、重ね張りには注意が必要です。
⚠️ 知っておきたい5つのリスク
① 張り替え後に襖が反ることがある
② 元の紙や下地が浮いたり、剥がれたりすることがある
③ 段ボールの凹凸が新しい襖紙の表面に出ることがある
④ 引手を取り外す際に、周囲の紙や下地が傷むことがある
⑤ 元の襖紙のシミや汚れが、新しい紙に染み出すことがある
これらは、職人が丁寧に施工しても完全には防げない場合があります。
そして、もう一つ大切なこと。
⚠️ 一度重ね張りした段ボール襖は、2回目の張り替えはほぼ難しいと考えていただく必要があります。
つまり、重ね張りは何度でも繰り返せるメンテナンス方法ではありません。
だからこそ、張り替えをお断りする業者さんにも、きちんと理由があるのです。
🏠 では、新調するしかないのでしょうか?
当店でも、段ボール襖については基本的に新調をおすすめしています。
長く安心して使うことを考えると、新調した方が適している場合が多いからです。
でも……
「数年後にはリフォームする予定がある」
「今はできるだけ費用を抑えたい」
「多少のリスクがあっても、もう少し使い続けたい」
そんなご事情もあると思います。
私たちは、お客様のご予算や今後の住まい方も大切にしたいと考えています。
そのため、襖の状態を確認し、施工上のリスクをご理解いただいたうえで、条件が合えば重ね張りによる張り替えをお引き受けする場合もあります。
もちろん、すべての段ボール襖に対応できるわけではありません。
大切なのは、新調と張り替え、それぞれのメリット・デメリットを知り、納得して選ぶこと。
「張り替えできません」と言われた襖も、すぐに諦める必要はありません。
まずは一度、ご相談ください😊
お住まいの状況やご希望を伺いながら、一緒に納得できる方法を考えさせていただきます。
